マネーゲーム化するブライトパス・バイオ(4594)、再上昇の可能性とリスクを探る

 

ブライトパス・バイオ(4594)
2025年8月28日の終値は87円(+7円)となっています

ブライトパス・バイオ(4594)は、2025年6月中旬以降、わずか2カ月あまりで株価が41円から一時114円まで急騰するなど、大きな値動きを示しました。その後は調整色を強めていますが、きょうの時点(8月28日)でも上昇トレンドを維持しており、投機色の強い相場展開が続いています。

ブライトパス・バイオ(4594)は、がん免疫治療薬の開発に特化した久留米大学発の創薬ベンチャーです。がんワクチン、細胞医薬、抗体医薬など複数のパイプラインを有し、探索研究から早期臨床試験までを手掛けています。新薬は自社創製や導入を行い、開発後は製薬会社にライセンスアウトして収益を得ています。

また、この銘柄については、投機筋が絡む案件として弊社有料レポートにて50円付近で取り上げた経緯があります。投資家からの注目度も高く、6月以降の相場はそれ以前とは大きく様相が変わっており、現状の展開は投資家にとっても、依然魅力的な状況が続いています。

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最近の相場の強さの背景には、今年のバイオ関連株に対する根強い物色人気があります。さらに、6月19日に開催された国際学会「IRCI 2025」で、がん治療用二重特異性抗体「BP1212」の研究成果を発表したことをきっかけに、市場の注目度が急上昇しました。

BP1212は樹状細胞と疲弊T細胞を標的とする新たな免疫療法戦略で、非臨床試験での抗腫瘍効果が強く示唆されており、技術的な期待感が高まりました。

さらに、7月2日には多発性骨髄腫治療薬候補「BP2202」が米国FDAからオーファンドラッグ指定を取得し、米国での臨床試験加速への期待も重なったことで、テーマ性の高い材料として個人投資家や短期資金の関心を集めました。

 

※ ブライトパス・バイオ(4594)の日足

 

今回の急騰は、ファンダメンタルズよりも需給主導の側面が強いと見られます。6月から7月にかけてEVO FUNDによる新株予約権の大量行使が進み、需給懸念が一巡したことで短期資金が一気に流入しました。現在も、個人投資家や機関投資家を含む一部資金が主導する展開が続いています。

足元では25日移動平均線(78円)が下値支持として機能しています。8月中旬にかけて一時的な調整を挟んだ後、再び上値を試す動きが見られます。テクニカル面では、RSIは58付近で過熱感が落ち着いており、MACDは依然として陰転中ですが、ゴールデンクロス形成を試みる動きも見られ、再上昇への準備が進んでいると見られます。

仮に今後、8月15日の高値114円を明確に上抜けた場合は、200円台まで上昇余地が拡大する可能性があります。一方で、これまで支持線として機能してきた25日線は、引き続き重要な下値目安として意識されます。

 

現状はテーマ株としての人気と需給が重なり、短期資金による値動きが大きい局面です。再び材料が意識されれば100円超えを狙う展開も想定されますが、25日線を割り込むと調整が深まるリスクもあります。BP1212やBP2202などの開発パイプラインに基づく材料は豊富ですが、業績への影響はまだ不透明です。

こうしたバイオ関連銘柄は、業績や決算よりも新薬の臨床試験進捗や新規開発といった材料に株価が大きく反応しやすい傾向があります。他の新興グロース株とは値動きのメカニズムがやや異なる点を心得ておく必要があります。

この相場は、思惑先行で一方通行の上昇となるケースも少なくないため、これらの特性を理解した上で、リスク管理を意識しながら、高値更新を狙う展開に注目したい局面です。

 

 

弊社では、個別材料株を取り巻く多様な市場環境を踏まえ、今後の相場展開において有望な短期投資チャンスを的確に捉えることを目指しています。収益機会を最大限に活かすべく、すでに今後急騰が見込まれる銘柄を複数選定し、継続的に動向を注視しています。

また、これまで物色の中心となっていた銘柄とは異なる、新たなテーマや資金の流れに沿った銘柄群が台頭してくる展開も十分に想定されます。こうした短期物色に適した注目銘柄については、今後も弊社の有料レポートにて、詳細な分析とともに取り上げてまいります。

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